●プロジェクト概要
地域社会の人材育成ニーズに基づいた、多様な教育プログラムを展開する。ここで言う教育プログラムとは、学位につながる「学位プログラム」だけではなく、必ずしも学位にはつながらない短期的なコース、また、複数の高等教育機関が共同で開設する教育プログラムも含意する。Society5.0時代に向けて地域社会から大学に寄せられる人材育成への期待は、多様であり、データサイエンスや人工知能、さらには、SDG’sなど、これまで取り扱ってこなかったテーマにも取り組む必要がある。そこで、キャリアセンターが大学における社会との窓口として各学部等と連携し、地域社会の人材育成ニーズを把握する。それに基づいて、正課教育については、高等教育開発室が中心となり、学部研究科等の教育プログラムの実質的な検証・改善を支援する。さらに、正課外におけるキャリア教育の取組として、キャリアセンターを中心として、特定のテーマについての教育プログラムを学内外のステークホルダーと連携し、実施するものである。
(教育領域) 佐賀県をはじめとする周辺地域の社会変革を担う大学を目指し,産学官連携の推進による教育・研究活動の高度化を通じて,持続可能な地域社会の実現に寄与する。
(アクション 3-1) 地域社会の期待に応える人材の輩出
年度における計画・進捗内容
phase 1 -R2計画-
●活動内容
0-1.キャリアセンターが実施する学内合同企業・業界研究セミナーの出展企業に対して、人材育成・採用ニーズ(以下ニーズとする)についてのプレ調査を実施する
0-2.主に学部の就職活動等を支援する教員と企業等との交流会を実施し、ニーズについての意見交換を行う
phase 1 -R2進捗-
●進捗状況
0-1.2021年1月から2月にかけて佐賀大学合同企業・業界研究セミナー出展企業への人材育成ニーズに関する調査を実施した。(回答数329/402社)また、その結果を3月の就職委員会に置いて報告した。
0-2.2021年1月から2月にかけて実施した佐賀大学合同企業・業界研究セミナーにおいて、企業の採用担当者と学部教員との座談会を24回開催した。参加企業数延べ73社、参加教員数10人。
●プロジェクト達成に対する進捗率
100%
phase 1 -R3計画-
●活動内容
0-3.プレ調査の結果をまとめ、県内企業等への本調査を実施する
1-1.教育室において、ニーズを整理する
1-2.整理されたニーズを各学部等のカリキュラム点検を担当する委員会(以下委員会とする)へフィードバックする
2-1.キャリアセンターが中心となり、主に県内企業等による人材育成・採用のための交流会(以下交流会とする)を実施する
2-2.主に県内企業等の人材(採用)ニーズの意見聴取のため,専任教員によるオフィスアワーを企画実施する
2-3. キャリアセンターが中心となり、ニーズに基づいた正課外キャリア教育プログラム2つを試行実施する
2-4.正課外キャリア教育プログラム関係者のための交流の場をバーチャルオフィス上に構築し,活用促進を図る
phase 2 -R4計画-
●活動内容
0-4.キャリアセンターは、ニーズを持つ企業と学生の交流の機会を提供する
1-3.委員会は、ニーズに基づいたカリキュラム点検の結果をまとめる
1-4.委員会は、カリキュラム点検の結果に基づいて教育プログラムの改善を行う
2-5.試行実施した正課外キャリア教育プログラムの効果測定および継続実施についての検証を行う
2-6.検証結果に基づいて必要な改善を行うとともに、次年度以降の拡充の可能性を検討する
phase 2 -R5計画-
●活動内容
0-5.キャリアセンターは、引き続きニーズを持つ企業と学生のマッチングの機会を提供する。
0-6.キャリアセンターと学部は協働し、ニーズに基づいた企業と学生のマッチングの状況を把握する。
1-5.委員会は、引き続きニーズに基づいたカリキュラム点検と改善を行う。
2-7.正課外キャリア教育プログラムの教育効果を測定し、点検と改善を行う。
その他
●担当理事
教育・学生担当理事
●担当者
実施責任者 キャリアーセンター長
実施担当者 キャリアセンター・准教授
担当課等 教務課、学生生活課