教学マネジメントによる教育の質保証プロジェクト(中期計画2-1)

●プロジェクト概要
「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」を踏まえた教育課程、入学者選抜の改善に繋げるために、教学IRにより分析したエビデンスやステークホルダー(在学生、卒業生、高校、就職先企業等)の意見に基づく自発的な改善サイクルを生み出す全学的な教学マネジメントを確立する。特に入学者選抜については、第3期に確立した多面的・総合的評価を継続して実施するとともに、教学マネジメントの中で学位プログラムと一体的な検証及び改善を行う。
 また、検証結果や改善内容は全学的に点検・評価するとともに、ステークホルダーに向けて発信する。

●プロジェクト達成水準
(2-1①)エビデンスとステークホルダーの意見に基づく教育課程及び入学者選抜の点検・改善の仕組みを整備していること(令和4年度)
(2-1②)学部等が行った教育課程及び入学者選抜の点検・改善結果を、教育の質保証を担う全学会議にて、意義や効果等を評価し、検証していること(令和6年度以降の毎年度)
(2-1③)全学的な教学マネジメントに基づく検証結果や改善内容をステークホルダーに向けて公表していること(令和6年度以降の毎年度)

●令和6年度計画
(2)(3)2月 部局等評価(自己点検・評価)における教育領域の「改善を要する事項及び改善状況」を自己点検評価の補足資料として作成する。
(4-1)12月 ステークホルダーの意見を教学マネジメントに活用するためのシステム改修を行う。
(4-2)10月 ステークホルダーに向けて教学マネジメントに基づく検証結果や改善内容を公表する。
(4-3)3月 教学マネジメント事例の学会等での発表
(5-1)5月 教学IRデータを用いた報告を部局へ行う
(5-2)7月 教学IRに基づいた課題の洗い出しと必要な改善計画を策定する。
(5-3)6月 教学マネジメントシステム活用のための研修を実施する。
(5-4)12月 教学マネジメントシステムの活用状況を検証して必要な改善策を検討する。
(8)12月 アドミッションポリシーの妥当性の検証と、それに基づく教育課程や入学者選抜の改善を行う。
(9)7月 教育改善・学生支援取組の事業計画作成・実施

●令和5年度計画
(3)4月 部局の自己点検評価の検証結果に基づき、必要なカリキュラム改善の実施
(4-1)12月 ステークホルダー(SH)の意見収集の枠組みを踏まえた試行実施(属性ごとの質問項目を設け、意見の回収の効率化を図る。)
(4-2)4月 ステークホルダーに向けた教育成果の公表
(5-1)10月 教学IRによる分析,部局へのフィードバック
(5⁻2)12月 カリキュラムの体系性から課題となっている授業科目の洗いだしを行うための仕組みの検討及び運用の可能性の確認
(5-3)3月 カリキュラム・ポートフォリオを統合した教学マネジメントシステムver2へのアップデート
(5-4)10月 大学院生LAPシステムの構築
(5-5)3月 大学院研究指導実施報告機能をライブキャンパスに構築する場合の仕様作成(各研究科と協働)
(5-6)3月 教学IRにかかるBIツールの運用ルールをIR室と協議のうえ作成する。
(7)4月,10月 LAPシステムを活用した学習支援の実施と機能追加
(8)12月 自己点検評価結果,教学IRデータに基づく3ポリシーの確認(変更の必要性または妥当性の確認)
(9)7月 教育改善・学生支援取組の事業計画作成・実施

●令和4年度計画
(1-1)9月 全学的な教学マネジメント体制の構築
(1-2)7月 学修成果の可視化方針の策定とアセスメント体制の整備
(2)7月 新たな点検の視点およびサイクルの制度化
(3)9月 改善の実施を点検する仕組みの構築と点検
(4-1)12月 自己点検評価におけるステークホルダー(SH)の意見収集,反映体制の検討
(4-2)10月 ステークホルダーに向けた公表の在り方の検討
(5-1)10月 教学IR体制の整備(人員配置)と業務の明確化
(5-2)9月 各教員の授業点検・改善の取組等をカリキュラム単位でまとめ、教育改善の状況を全体として把握することを目的としたカリキュラム・ポートフォリオ構築に向けた基礎
       分析

(5-3)3月 上記カリキュラム・ポートフォリオと各種教学IRデータを用いて、教育課程の改善につながる課題を掴むことができる教学マネジメントシステムの開発(Ver1):アジャ
       イル開発を予定

(6-1)7月 各部局の自己点検評価書の項目見直し,試行
(6-2)9月 「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」の達成への貢献度等を基準とした観点に基づく検証と改善のチェック表(Ver1)の作成と試行評価
(7-1)4月,10月 学修成果を可視化するLAPシステムを活用した学習支援の実施と機能追加
(7-2)10月 卒業する学生が学士課程教育を振り返り、「何ができるようになったか」の認識を深めるための卒業認定制度の運用
(8)12月 自己点検評価結果,教学IRデータに基づく3ポリシーの見直し
(9-1)5月 学内の教育改善等好事例を水平展開することを目的にした教育改善・学生支援取組の公募・選定
(9-2)9月 上記取組の前年度採択事業をベースとしたFD開催
(9-3)3月 教育改善・学生支援取組の事業報告書作成

●過去年度進捗状況
https://www.saga-u.ac.jp/hyoka/gakugai/hyouka.htm

その他
●ステークホルダー
 学習者本人:学生
 社会:就職先,地域の機関,保護者,高校教員等

●担当理事
 教育・学生担当理事

●担当課
 教育企画課

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