分野横断型副専攻プログラムの構築(令和4年~)

●プロジェクト概要
 「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」を踏まえ,時代のニーズに対応した分野横断型の学位プログラム等を構築するために,全学教育機構が開講する副専攻プログラムの規程や履修方法等を見直し,学位プログラム化を見据えた体系的な履修を可能とするよう実質化をはかり,学際的プログラムを構築する。特に,本学の推進する数理・データサイエンス・AI教育に関しては,文部科学省の認定を受けた教育プログラムをベースとして分野横断的な教育を実現した副専攻プログラムを構築する。

●プロジェクト達成水準
(1-1)副専攻の構想をまとめた資料(プログラムリスト,概要,履修方法等)
(1-2)全学的な合意の形成
(1-3)開講のための規定類の整備
(1-4)副専攻の広報・説明文章の作成
(2-1)副専攻プログラム化へ向けた検討結果
(2-2)ワーキンググループの組織と検討開始
(2-3)ワーキンググループの検討案の取りまとめと検討委員会の発足

●令和6年度計画
(1-1)4月 全学教育機構および協力部局は,新しい副専攻プログラムを開始する。
(1-2)3月 全学教育機構は,副専攻プログラムの開講状況・履修者分布・単位取得状況などを検証する。
(2-1)4月 全学教育機構および協力部局は,データサイエンスの副専攻プログラムを開始する。
(2-2)2月 上記プログラムの次年度の開講準備を完了する。
(2-3)3月 全学教育機構は,分野横断型副専攻プログラムの開講状況・履修者分布・単位取得状況などを検証する。
(3-1)7月 分野横断プログラム検討ワーキングは,他の分野横断型副専攻プログラムの方針を確定する。

●令和5年度計画
(1-1)12月 全学教育機構は,新しい副専攻プログラムの履修登録者を確定する。
(2-1)9月 分野横断プログラム検討委員会(仮称)は,データサイエンス副専攻プログラムを確定する。
(2-2)12月 教育委員会は,上記副専攻プログラムに関する規程類を整備する。
(2-3)3月 上記副専攻プログラムの次年度の開講準備を完了する。
(3-1)10月 分野横断プログラム検討委員会(仮称)は,他の分野横断型副専攻プログラムの検討を始める。

●令和4年度計画
(1-1)7月 全学教育機構は,実質化された副専攻の内容や履修方法の方針を定め,各部局との調整のための準備を終える。
(1-2)9月 全学教育機構は令和6年度からの開講を目指して,副専攻プログラムについて各学部との協議を終え,内容や履修方式を確定する。
(1-3)12月 全学教育機構は,副専攻プログラムに関する規程等を整備し,開講準備を整える。
(1-4)2月 全学教育機構は,開講科目を確定し,履修者募集のための準備を完了する。
(2-1)7月 データサイエンス推進室は,データサイエンス教育の副専攻プログラム化や資格取得などの方向性について方針を作成する。
(2-2)7月 教育室は令和6年度開始を目指して,データサイエンス教育の副専攻プログラム化に関するワーキング・グループを発足させ,副専攻プログラム化の検討を開始する。
(2-3)2月 教育室は,データサイエンス副専攻プログラム化に関するワーキング・グループの検討案をまとめ,分野横断プログラム検討委員会(仮称)を発足させる。

●令和6年度進捗状況
(12月末時点)
(1-1)(2-1)4月 全学教育機構および協力部局は,副専攻プログラムを4専攻(①欧米の言語文化専攻(英語コース)②欧米の言語文化専攻(独語コース)③歴史文化専攻
          ④データサイエンス専攻)開講した。
(1-2)(2-3)3月 全学教育機構は,副専攻プログラムの開講状況・履修者分布・単位取得状況などを検証した。後学期終了後に単位取得状況を検証する。
 ・平成30年度から令和5年度修了者までの方式での副専攻プログラムは、年間平均19人の修了者を輩出していた。令和5年度からの新方式では、一部募集前のプログラムを含んでいる
  のにもかかわらず1年度あたり62.5人と履修者は3倍強となっており、学生の分野横断的な学びが強化されている。
 ・最もプログラム定員充足率が高いのは欧米の言語文化専攻(英語コース)で89%、反対に最も低いのはデータサイエンス専攻の30%であった。
 ・全体として医学部を除く5学部の学生が履修している。
 ・分布としては、データサイエンス専攻以外の3専攻では4-5学部の学生が履修しているが、データサイエンス専攻は2学部(経済学部と理工学部)の学生のみが履修している現状であ
  る。
 ・最も副専攻を履修している学生の割合が多いのは芸術地域デザイン学部で全体の10%相当、反対に(医学部を除いて)最も少ないのは理工学部の全体の2%相当である。
(2-2)2月 上記プログラムの次年度の開講準備を完了した。
(3-1)9月 以下の副専攻プログラムの方針を確認した。
 ・現行のプログラムで学ぶことができる内容・魅力を学生に対してわかりやすく伝えること、履修の状況等を確認することを継続する。
 ・新規プログラム開設として学内で企画される新教育プログラム(例として新規開講のインターフェース科目やコスメティックサイエンス学環の科目群)を用いて、全学的に副専攻プ
  ログラムとして提供できる内容には積極的に副専攻プログラムとして調整する。

●令和5年度進捗状況
(12月末時点)
(1-1)1月 副専攻プログラムの履修者を12月中旬頃までに募集しており、履修者の確定を1月以降に確定させる。
(2-1)9月 データサイエンス副専攻ワーキングは、データサイエンス副専攻プログラム(案)を作成し、教育委員会において各学部と内容や履修方式を協議した。
(2-2)1月 教育委員会で、副専攻プログラムに関する規程等を整備し、開講準備を整える。
(2-3)3月 開講科目を確定し、履修者募集のための準備を完了する。
(3-1)1月 他の分野横断型副専攻プログラムの検討を始める。

●令和4年度進捗状況
(12月末時点)
(1-1) 実質化された副専攻の内容や履修方法の方針を定め,各部局との調整を行った。
(1-2) 副専攻プログラムについて各学部との協議を終え,内容や履修方式を確定する。
(1-3) 副専攻プログラムに関する規程等を整備し,開講準備を整える。
(1-4) 開講科目を確定し,履修者募集のための準備を完了する。
(2-1) データサイエンス教育の副専攻プログラム化について、合計単位を12~16単位とした科目群を軸とした構成にする方針を定めた。
(2-2) データサイエンス教育の副専攻プログラム化に関するワーキング・グループを発足させ,令和6年度開始を目指して副専攻プログラム化の検討を開始した。
(2-3) データサイエンス副専攻プログラム化に関するワーキング・グループの検討案をまとめ,分野横断プログラム検討委員会(仮称)を発足させる。

その他
●ステークホルダー
 学習者本人:学生
 社会:就職先,地域の機関,保護者,高校教員等

●担当理事
 教育・学生担当理事

●担当課
 教育企画課

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