⑳「新しい生活様式」を取り入れた教員の働き方改革

●プロジェクト概要
 専門型裁量労働制をとる教員の勤務について”働きやすさ”の視点から見直す必要がある。コロナ禍で裁量労働制と在宅勤務の組み合わせにより本学教員の働き方の柔軟化が促進したが、急遽展開したために課題も生じている。第1に、研究内容または進捗状況によっては不規則な就労時間となる場合があるため、自律性を尊重しつつワークライフバランスを推進する労務管理のルールを確立する必要がある。また、IT技術を取り入れた教育研究法の提案も必要である。第2に研究のActivationのため、教員が国内外の研究所等で学ぶことにより多様な視点を持ち、研究の展開に繋がる。この機会を与える制度を確立する。第3に、勤務時間・勤務場所が重ならないことによる同僚・管理職とのコニュニケーション不足が部分的に生じており、従来の常駐型対面コミュニケーションを補って教員のモチベーションを維持向上する。(なお、全学的なコミュニケーションはUIプロジェクトにおいて実施する)。第4に教員の心身の健康に配慮した取り組みを行う。最終的に、裁量労働制・リモートワーク(または在宅勤務)を前提に教員自らが教育・研究の内容と時間を適切に調整し、心身ともに健康であり、「やりがい」を持って仕事に取組み、佐賀大学での仕事と生活の満足度を向上させることを目指す。

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(大学運営領域) 学内外の資源を有効かつ最大限に活用し,全ての構成員が能力を発揮できる環境を構築するとともに,学長はリーダーシップを発揮し,本学の英知を結集することで未来に向かって持続的に発展することができる大学運営を行う。
(4-2) 教職員が「やりがい」を持って働くことのできる大学の実現


年度における計画・進捗内容


 phase 1 -R2計画- 
●活動内容
① 働き方アンケートにより検討課題を抽出する。
② 裁量労働制及び在宅勤務の規定等を再確認し、アフターコロナに対応する制度にするための規則等整備を行う。
③ 勤務様態を調査し、ワークライフバランスを考慮した”裁量労働制の働き方ガイドライン”を作成する。
④ 研修制度の規則(案)を作成する。
⑤ 冬季におけるインフルエンザのり患を避けるため、教員にインフルエンザ予防接種の機会を設ける。(健康サポート)

 phase 1 -R2進捗- 
●進捗状況
① 働き方に関する学内アンケートについては、11月に予備的調査(各部局へのヒアリングによる課題抽出)が終了しており、2月後半に個々の教員に向けたアンケートを実施し、3月末までに分析を終了する予定である。
②「在宅勤務実施規程(案)」については計画通り策定済みである。
③ ”裁量労働制の働き方に関するガイドライン”については,①のアンケート結果の分析を基に原案を作成している。来年度の早いうちに公表するようにしたい。
④ 短期研修に関するルールは素案を作成したが、部局へのヒアリングをまだ行っていない。3月までにヒアリングを実施する。
⑤ インフルエンザ予防接種については,本庄キャンパスは10月27日~11月10日に,鍋島キャンパスは11月9日~11月13日の間に接種を実施した。

●プロジェクト達成に対する進捗率
 20%

 

 phase 1 -R3計画- 
●活動内容
① ”裁量労働制の働き方ガイドライン(令和2年版)”の運用について全学的な議論を行い、ブラッシュアップするとともに教員にガイドラインを浸透させる。
② 在宅勤務に関する学内規程の整備
③ 研修制度の規則を作成し、会議体で承認を得る。
④ 冬季におけるインフルエンザのり患を避けるため、教員にインフルエンザ予防接種の機会を設ける。

 phase 2 -R4計画- 
●活動内容
*R3までの成果に基づきR3の後期に計画を策定

 


その他


●担当理事
 企画・総務担当理事

●担当者
 実施責任者 ダイバーシティ推進室長
 実施担当者 経済学部・教授
 担当課等 人事課
 連携課等 保健管理センター

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