●プロジェクト概要
佐賀大学発ベンチャーは現在1件であり、その原因は、①研究者向けの起業家教育がなされていない。②学部学生段階からの起業へのきっかけづくりの教育がなされていない。などが原因と考えられる。
これを解決し大学発ベンチャーの増加につなげるため、教員・大学院生に対する起業家教育FDを実施する。(講師は実業家や公認会計士などを活用)
併せて、学生に対する企業家精神を涵養するための教育(学生のビジネスプランコンテストを含む)を実施する。(副専攻等で実施することを検討)
また、産学交流プラザ(仮称)を大学発ベンチャーの集積地とするため、学生ベンチャー用の研究室の確保・整備とともに、大学発ベンチャ-に対する研究室の貸与や広報室によるアウトリーチ活動支援を行う。
(研究領域) 持続可能な社会の実現と地域社会における安全・安心,豊かで質の高い生活の実現に向けて,研究者の育成を進め,知の資産を創出するとともに,地域社会の発展に寄与する研究とイノベーションの創出を強力に推進する。
(アクション 2-3) 企業との連携強化による共同研究・ベンチャービジネスの推進
年度における計画・進捗内容
phase 1 -R2計画-
●活動内容
・教員・大学院生に対する起業家教育FDの実施
・学生に対する企業家精神を涵養するための教育(学生のビジネスプランコンテストを含む)の検討
・学生ベンチャー用の研究室の確保・整備
phase 1 -R2進捗-
●進捗状況
・佐賀大学発ベンチャーは現在1件に留まっており、その原因は、研究者向けの起業家育成がなされていないことや、学部学生段階からのアントレプレナーシップ教育がなされていないことなどが考えられる。
令和2年度においては、本学の研究を活性化し、研究成果の民間への還元を推進していくための取り組みの一つとして、大学発ベンチャーを育成・増加することを目的に、大学院生・教員に対する起業家育成FD講演会を6回シリーズで開催した。
(第1回)
日時:2020年11月10日 14:00-15:30
講師:NES株式会社 取締役/ジェネラル・パートナー 海老根智仁
演題:起業成功のノウハウ
参加:29名(教員10名、学生9名、関係者10名)
(第2回)
日時:2020年11月24日 14:00-15:30
講師:クララファン総研株式会社 代表取締役社長 板越ジョージ
演題:クラウドファンディングと資金調達
参加:27名(教員10名、学生7名、企業1名、関係者9名)
(第3回)
日時:2020年12月22日 14:00-15:30
講師:デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社 九州地区リーダー 香月稔
演題:ベンチャー企業と起こす地域のイノベーション
参加:22名(教員10名、学生0名、職員1名、関係者11名)
(第4回)
日時:2021年1月26日 14:00-15:30(オンライン講演)
講師:オプティム・バンクテクノロジーズ株式会社 取締役 横尾敏史
演題:佐賀県内大学発ベンチャーの取り組み
参加:28名(教員10名、学生7名、関係者11名)
(第5回)
日時:2021年2月26日 14:00-15:30(オンライン講演)
講師:リージョナル・イノベーションセンター シニアURA 平山伸
演題:大学発ベンチャーと知的財産
参加:14名(教員4名、学生1名、関係者9名)
(第6回)
日時:2021年3月15日 14:00-15:30(オンライン講演)
講師:クラファン総研株式会社 代表取締役社長 板越ジョージ
演題:クラウドファンディング戦略と実践
参加:21名(教員10名、関係者11名)
講演後のアンケート結果によれば、講演内容が参考になったとの意見がかなり多く、講演会の意義はあったが、学部教員を通じて大学院生等への呼びかけを行ったものの学生の参加者が少数なのは残念であった。
・学生に対するアントレプレナーシップ教育と、その演習の場としてのビジネスプランコンテストは、教育として行う事項と捉えている。令和3年度に、学術室の教員に対して、どのような形でアントレプレナーシップ教育が可能か検討することとしている。
・整備中の産学交流プラザ(仮称)に学生ベンチャー用の研究室を確保し整備を進めている。
●プロジェクト達成に対する進捗率
25%
phase 1 -R3計画-
●活動内容
・教員・大学院生に対する起業家教育FDの実施
・大学発ベンチャ-に対する研究室の貸与や広報室によるアウトリーチ活動支援
・学生ベンチャー用の研究室の環境整備
その他
●担当理事
研究・社会連携・国際担当理事
●担当者
実施責任者 リージョナル・イノベーションセンター長
実施担当者 社会連携課長
担当課等 社会連携課