4-1 「強い佐賀大学」を目指すための持続的な経営システムの構築

ビジョンとの関係と到達イメージ

 佐賀大学憲章では,「地域と共に未来に向けて発展し続ける大学」を宣言した。これからも地域の大学として発展し続けるためには,予測困難な時代を生き抜くことができる「強い佐賀大学」であらねばならない。そのためには,学内外の資源を有効かつ最大限に活用し,効果的で効率的な大学経営が求められる。特に,「ヒト」である構成員が活躍することを大前提とし,「モノ,カネ,スペース」の学内資源を多面的・合理的な視点により最適化し,教育・研究・診療等の将来を見据えた戦略的投資を行うことが,将来にわたって持続的な経営システムの構築に繋がる。また,学長のリーダーシップのもとで構成員が改革の意義を共有し,それぞれが目標に向かって自発的に行動し,検証,改善することを目指す組織風土の醸成も必要である。

 到達イメージとしては,「ヒト」(戦略的な人事計画及び多様な人材育成プログラム開発),「モノ」(戦略的な機器の更新及び共有設備の利用促進体制の構築),「カネ」(共同研究,受託研究,寄附金などの外部資金獲得による自己収入の増加),「スペース」(学内施設の有効活用体制の整備)など,学内外の資源を最大限に活用するとともに,大学運営上の危機管理体制の整備を進め,重大性,影響等を考慮した防止策やリスク低減を図ることで,安定した経営に繋げなければならない。加えて,ガバナンス・コードの導入により,ガバナンス体制の健全性について説明責任を果たす。

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