3-2 生涯学習の場としての大学開放

ビジョンとの関係と到達イメージ

 「人生100 年時代」を背景に,人々が生涯にわたり学び続けることができる社会の実現が求められる。生涯学習の場として学術的な知や資源を社会に還元することは,知の拠点である大学にとって重要な使命である。学び直しに代表されるリカレント教育だけでなく,幅広い世代に向けた生涯学習の機会を提供するために,地域に開かれた大学を実現する。すでに非正規学生向けの公開講座や授業開放,履修証明プログラム,科目等履修,教員免許更新講習等を実施しているが,学び手のニーズに沿った内容に向けて不断の見直しを行う。また,生涯学習の場として大学を開放することに対する本学構成員の意識改革も不可欠である。

 到達イメージとしては,学び手が高い満足度を得ることである。提供する教育サービスの質はもちろんのこと,開講時間,開講場所,取得できる資格,費用など,生涯学習の場として最適な教育環境の構築が必要である。また,佐賀の歴史や伝統産業など将来に継承すべき地域固有の内容を学ぶ場の設定など,地域の住民が郷土を誇らしく感じ,地域に愛着を持って生活できるよう行政機関等と連携して質・量ともに充実させる。

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