1-1 時代のニーズに対応した分野横断型の学位プログラムの構築

ビジョンとの関係と到達イメージ

 持続可能な社会を構築するためには,複雑かつ急激に変化する社会の課題を自ら発見し,その課題を解決しなければならない。そのためには,専門的な知識だけでなく,特定の分野に留まらない幅広い知識と多様な視点とともに,課題解決に導くためのスキルや能力を修得した人材の養成が必要である。これを実現するために,多様な分野を持つ総合大学の強みを活かした分野横断型の実践的な学位プログラムを構築する。

 到達イメージとしては,既存の教育分野の枠組みを超えた教育プログラムを新たに構築する。それに向けて同プログラムの効果を最大化するための教員配置を行う。また,「何を教えるか」から「何ができるようになるか」に教育目標を転換することにより,学修成果を可視的,構造的に捉えられる仕組みを構築する。なお,学位プログラムの領域は様々なものが想定されるが,既存の専門分野に限定する必要性は必ずしもない。社会で活躍するために基盤的な能力やスキルとして求められる柔軟な思考技術やコンピテンシーの修得を教育目標とし,多様な学修経験を積むことができる学位プログラムを構築することも1つの在り方である。

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