事務職員の会計業務にかかる知識及びスキルの向上(令和6年~)

●プロジェクト概要
 大学の事務職員として仕事をするうえで、普段から物品の購入や旅費・謝金などの会計業務及び、より専門的な会計業務(予算・決算、収入・支出、契約(共同・受託、補助金、寄附金など)、資産管理など)の知識が必要となる。しかし、年々業務が複雑化し、求められる難易度が高くなり、担当者については、担当している範囲の業務の知識が主となり、全体の会計業務の流れなど、基礎知識の習得について機会が少なくなっている。
 また、事務職員や事務補佐員など財務会計システムを使用した会計業務が頻繁にあり、会計の基礎的な知識を習得していくことが、ますます重要になってきている。
 今回、このプロジェクトにおいて、システムへの入力業務や伝票処理などを行っている若手事務職を対象に、事務職員全体の基礎知識の向上を目指し、会計の基礎知識習得にかかる研修会を行っていく。

●プロジェクト達成水準
 大学の業務に係る会計の基礎知識を外部講師などから学ぶことで、事務職員の会計における知識を醸成する。
 ①外部講師による研修会を複数回開催する。
 ②学内の経験者による勉強会を実施する。

●令和6年度進捗状況
(12月末時点)
7月 第1回会計事務研修の開催
   7月25日、26日に日頃会計業務に携わる職員を対象として第1回会計事務研修を開催した。
   1日目は文部科学省官房会計課の方を講師に招き政府調達や会計検査院に関する動向について講演いただき46名の参加があった。
   2日目は前年度の会計事務研修後に参加者からアンケートを取り要望が多かった財務会計システム及び会計用語解説に関する研修を財務課職員で行い、若手職員を中心に46名の
   参加があった。
11月 第2回会計事務研修の開催
    11月28日、29日に日頃会計業務に携わる職員を対象として、第1回会計事務研修後に参加者からアンケートを取り意見や要望の多かった、旅費謝金業務、調達業務、消費
    税を研修のテーマとして2日間開催した。
    1日目は経理調達課職員による旅費・謝金及び調達業務に関する研修を行い64名の参加があった。
    2日目は税理士法人の方を講師に招き消費税に関する基礎セミナーを行い45名の参加があった。
今後も参加者からのアンケートを参考に研修テーマを検討し第3回会計事務研修を2月頃開催予定である。
放送大学利用による職員研修
会計に関する知識習得の機会の1つとして放送大学利用による職員研修について募集を行った。
第1学期(前期)は簿記入門について5名が受講した。また、第2学期(後期)は、会計学2名、経営情報学入門1名、簿記入門1名が受講した。

●令和6年度計画
 ①②大学の会計業務に関する事務職員の知識・スキルの向上を目指して、体系化した研修を構築する(複数のプログラムなど)ことで、受講内容を充実させる。

その他
●ステークホルダー
 教員
 事務職員
 企業(業者)

●担当理事
 財務・施設担当理事

●担当課
 財務課

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